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2010年6月 Archive

電子書籍法令集を作る

  • Posted by: tads
  • 2010年6月20日 14:44
  • column

twitter上でお知り合いの、@pot_au_feuさんが、電子書籍を本格的に取り組み始められていて、それをきっかけに前から頭の片隅で思っていたことをちょこっと試して見ました。

今話題の電子書籍ですが、iPadにダウンロード出来る無料のApp iBooks - Apple Inc.、明日発表予定のiOS4で可能となるiPhoneのiBooksと、ePub形式の電子書籍となっています。

このePub形式の電子書籍は、基本的なフォーマットがwebページを作る為の言語とほぼ同じものを使う為、タグ打ちの経験のある人ならば問題なく自作が可能ですし、製作用のクライアントアプリケーションも出てきているので、あまり知識が無くても作れてしまいます。

ということで、「電子書籍」という言葉が良く流れ始めたころから、構想していた「法令集」の電子書籍化に取り組んでみました。

挫折。。。

やはり、法令集はテキストが膨大で、一個一個手動でタグ着けしていくのは、相当な時間がかかります。大変大変。

ということで、折れた心で法令全文コピペしただけの法令集を書き出してみました。

建築基準法

IMG_0012.PNG

建築基準法施行令

IMG_0013.PNG

建築基準法施行規則

IMG_0015.PNG

とりあえず、上の三つを作ってみました。
まあ、見れますが、無いよりはましな程度。
タグ打ちして、インデックスを強化して行かないと、常用には堪えれませんね。
時間さえあれば、個人的に使いやすい法令集が作れそうですが、、、
作ったら売れるかな?w(なんて


なお、法令のテキストデータは、http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgiより入手可能です。
二次利用も、問題ないとの記載がありますので、使用して問題ないかと思います。
法令が最新かどうかの確認は必要ですので、ご注意をw


まあ、なんでこんなことを思ったかというと、勤めてる設計事務所が法令集を毎年買わないわけで、ネットで検索して見る状態が続いてるからです。
法令集ぐらい、買えよ!っておはなしで。。。

PDFカタログの可能性と建築設計業務

  • Posted by: tads
  • 2010年6月13日 11:25
  • column

iPad iPhoneと続けて発表されていますね。
当家は、両親のネット体験用にiPadを買いました。
この記事も、iPadから書いてます。
iPhoneも来週には予約が開始され、iOS 4が搭載され、iBooksが使えるようになります。

ということは、PDFを手軽に持ち歩いて、見る機会が圧倒的に増えるのではないでしょうか?

家電屋さんでたくさんおいてあるカタログ、TV、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、カメラ、パソコンなどなど、何でも感でもメーカーサイトから気軽にダウンロードしてすぐに見れるようになるのでは無いかと思います。

製品情報など、ウェブサイト上でも紹介ページがあるので、そちらで見ようと思えば見れますが、ほとんどの場合カタログ上で見た方が説明がわかりやすかったりします。当然ながら、まだ人が紙媒体に慣れているからですし、見やすさも考えてカタログがレイアウトされているからです。

次は、自分の仕事の建築設計に関してです。
現状の住宅設計は、「カタログ設計」と言われるほど、カタログに依存してます。
照明、サッシ、外壁、タイル、設備機器、大部分の要素をカタログから引っ張ってきて、組み合わせて、住宅が作られていると言っても良いくらいです。

つまりは、設計事務所は、カタログに埋まるのです。

自分が勤めている事務所も、壁一面の本棚がカタログで埋まっています。
何故かといえば、ネットで見れるFlashのカタログがと見にくくて非効率であり、更には、紙面で見る時の良い製品との「出会い」が無いからです。
その点、iPadアプリの「i文庫HD」に代表されるPDFリーダーは、紙面で見る時の体験とよく似ています。
壁一面のカタログが、iPad一台に収まってしまう様なことになれば、いちいち席を立って取りに行く必要も無いですし、非常に便利そうです。

しかしながら、問題点もあります。
そう、建築のカタログって、どれもこれも分厚いんです。やたらと。
当然、丸ごと一冊のPDFとなると、それなりの容量を食いますので、動作が遅くなってしまいます。
試しに「i文庫HD」に入れた、某メーカーのアルミサッシのカタログ、軽快とは程遠かったです。
また、カタログを丸ごとPDFで提供されているメーカーさんも少ないですね。
一枚ごとはダウンロードできたりするんですけれども。

改善されれば、肌身話せない建築設計ツールにiPadはなり得るかもしれませんね。

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